ダンボールの輪廻
今日は9時から18時までバイトだった
今までとは打って変わって、今日はオープンしていない店での労働だったので、レジ研修と品出しをただただやっていた
品出しはとにかくダンボールのゴミがでる、ダンボールを積んで積んで積みまくるので、溜まったダンボールを3階の店舗から、1階のごみ捨て場まで捨てる必要がある
午前に溜まったダンボールのゴミを、お昼にパートの主婦の方と一緒に数人で捨てに行った
ダンボールを捨てていると、ダンボールの中に紙が混ざっていた。
紙も一緒にダンボール捨て場へ捨てていいかな、なんて主婦の方と話していたら、別のやさしい雰囲気の主婦の人が言った。
「ダンボールは溶かして、またダンボールになるから他のものは混ぜない方がいいんじゃないですかね〜」
なるほど〜となって紙を抜いていたら、その人はふふふ、と笑いながらまた言った
「ダンボールは溶かしたら、またダンボールになって、また溶かされて、ダンボールになって、ダンボールの輪廻ですね」
なので「私はダンボールに生まれ変わりたくないですね」といい、その人は、「ダンボールになったら、ずっとダンボールにしかなれないですもんね」といった
ふたりでふふふ、と笑って3階へまた戻った
そんな感じで今日のバイトはおわった
新店舗でも頑張ろうと思った
おしまい